お子さんを預ける場所、3つの種類
保育園、幼稚園、こども園は、みんな小さなお子さんを預かってくれるところです。でも、それぞれの場所でできることや、子どもたちが過ごす時間が少し違います。
保育園、幼稚園、こども園は、それぞれ特徴が異なり、目的も異なります。どの施設を選ぶかは、お子さんの年齢、保護者の状況、教育方針など、様々な要素を考慮して決めることが大切です。
また、種類による違いよりも、それぞれの施設ごとの違いの方が大きい場合も多く、実際に施設を見学し、先生や他の保護者の方と話すことがおすすめです。
目的:
保護者が仕事などで日中家を空ける場合に、乳幼児を預かり、保育を行います。
特徴:
対象年齢: 生後6週間から小学校入学前まで
保育内容: 食事、睡眠、遊びなど、生活全般をサポート。集団生活を通して社会性を育みます。
利用条件: 保護者の就労状況や病気など、保育が必要な状況にあることが条件です。
他施設との主な違い:
福祉施設: 児童福祉法に基づく福祉施設であり、保育の必要性に基づいて利用が決定されます。
保育料: 世帯の収入に応じて異なります。
目的:
幼児期の教育を行い、心身の発達を促します。
特徴:
対象年齢: 満3歳から小学校入学前まで
教育内容: 遊びを通して、知的好奇心、創造性、社会性を育みます。
利用条件: 保護者の希望により利用できます。
他施設との主な違い:
教育施設: 学校教育法に基づく教育施設であり、教育の機会を提供することが目的です。
保育料: 園によって異なりますが、無償化制度が適用される場合もあります。
目的:
保育園と幼稚園の両方の機能を持ち、教育と保育を一体的に行います。
特徴:
対象年齢: 生後6週間から小学校入学前まで
教育・保育内容: 保育園と同様に生活全般をサポートし、幼稚園と同様に教育的な活動を行います。
利用条件: 保育園と同様に、保護者の就労状況や病気など、保育が必要な状況にあることが条件の場合と、幼稚園と同様に、保護者の希望により利用できる場合があります。
主な違い:
一体型施設: 保育園と幼稚園の機能を併せ持つため、子どもたちの発達段階に応じて、柔軟な教育・保育が可能です。
保育料: 世帯の収入や利用時間などに応じて異なります。
保育園などの施設とのお付き合いは、もし0歳から入園した場合には6年間という、長期間に渡り関わりを持つ場所となります。そのため、入園する施設を選ぶ際は、保護者の方が信頼できる場所に預けることが大切です。
各園の保育方針や保育内容は異なりますし、預ける事情も一人一人様々だと思います。必ず、実際に保護者の方が園を見学し、相談・質問してみることが大切になります。また、園によって園庭開放をしていたり、地域育児センターとなっている園もあります。どんどん園に足を運んでみましょう。
保護者の方も、色々な園をご覧になると、それぞれの特色があり、迷ってしまうと思いますが、ぜひ「これだけは譲れない」ポイントを決めて頂き、より相応しい園を選んでください。